2010/12/22

那須 如月乃庵 その如月の・・・

願わくば花の下にて春死なん
那須の如月乃庵の命名は、西行の歌からとっている。願わくば花の下にて春死なん、その如月の望月の頃。
桜の咲く、満月の夜に死にたい・・とな。

内装は、Sさんの御主人が専門だ。和室もきれいになった。
「その2月の望月の頃」の軸をさっそく掛けおろす。望月が〇になっているし、前の句は省略だし。わかる人だけわかれ・・という、謎カケの軸だ。

ただ、この遊びが成立するためには、庭に桜がいるんだ。今日のところは、床の間に、桜の花のついた徳利と杯をおいておくが、実は、床の間の壁は桜の模様が入っている。徳利がなくても、一応、「整いました」状態ではあるのだ。

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